全ての死にたい人に捧ぐブログ

生きるに値する“何か”とは何か

第2話:ユーモアは自分を見失わないための魂の武器

1946年に出版されたらしい『夜と霧』

ヴィクトール・E・フランクルの書籍です。

ナチス強制収容所の過酷な経験が記されています。

 

いい人ほど先に死んだと言われる強制収容所

それでも良心を失い切ることはなかった著者。

確かに本当に名著です。

 

いい人であること良心を残すことは、

(依存性あるもの以外は)

全て自分のため、ということは後に記しますが、

この名著から最も教わったことは、

 

『ユーモアは自分を見失わないための魂の武器』

 

これに尽きます。

 

どんな辛い経験も、悲しい記憶も、

逆手にとって笑いに変えてしまう

話している自分もしんどいのですが、

誰かの笑顔を作れたとき

辛いだけ、苦しいだけの過去が上書きされることがあります。

辛いだけ、苦しいだけの過去に

新たな意味がちょっとだけ付け加えられのです

 

第1話のDon’t cry. Just revenge. にも通じる話ですが、

どんな苦しみや悲しみの中にも、

喜びや笑いは絶対に作り出せます

どんな苦しみや悲しみの中にも、

喜びや笑いを見いだせるのが人間です

 

酒を飲んで暴れる父親も、

ヒステリックでノイローゼ気味だった母親も、

その辛さを思春期にクラスメートに話しました。

 

ただ辛いことを話しても聞き手は苦しいだけなので、

なるべくコメディチックに喋る

(多少のトレーニングは必要ですが。

 近くにいる面白い人の話し方を真似てみたり、

 芸人さんの喋り方をTVやYouTubeで研究したり)

 

最初は辛いのですが、笑いが取れる度に、

辛い記憶が薄まっていきました。

苦しい過去との距離が生まれていきます

 

ユーモアは自分を見失わないための魂の武器

 

加害者への復讐は、「笑い」に変えて戦うことが、

自分を汚して自分を嫌にならない、たった1つの方法です。